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2008年09月06日

困り感に寄り添う支援

ヒューマンケアブックス 【発達障害のある子の困り感に寄り添う支援】~通常の学級に学ぶLD・ADHD・アスペの子どもへの手立て 著者:佐藤暁氏の本に、息子小3年の頃出会い、今まで一生懸命していた指導法に、誤りがあったと、衝撃を受けた。
この本に出会うまで私は、息子のことを、担任教師や親、又は周りのみんなを、【困らせている子】【困った子供】だと、思い込んでいた。本当は、本人が一番みんなと同じ様にしたいと思っても、出来なくて【困っていた】んだなぁ~と、雷に撃たれるほど、思い当たることだらけだった。
初めての行事や、新たに習う勉強など、ただやれと言われ出来ないと、きつく叱られ落ち込む。何度も学校や自宅学習で、特性を理解せず、無理な指導法をやってしまったか・・きっぱり反省してその後、自宅では直ぐ改善策をとった。見る見る息子が、元気になって目がキラキラ。そして、勉強も飛躍的に家庭学習では、伸びて行った。
それでも、学校では相変わらずで、集団学習に邪魔に成らなければ、何となくスルーされて、不安解消行動が出て集団学習に、支障が出たときだけ、注目のまとになり、【そんな行動をするなっ】と、叱責されるばかりだった。

★私的意見:【集団学習の弱点】:主張が弱い子や大人しい子、静かに座っている子、又は何をして良いか解らないけど邪魔にならない子は、集団に紛れて何もしなくても、時間割を終える事が出来る。見た目で解り難い発達障害傾向の子供は、自分が困っていることを、言葉で上手く表現する事も、苦手か又は表現方法が弱い為、集団の中では、何もせず終わっている事が、多いと思う。例えば、やる気が無いわけではないが、具体的にどうしていいか解らなくても、おとなしくぼんやりしていると、集団行動に支障が無い為、なんとなくそのままスルーされるだけで、時間や日数がどんどん過ぎていく。

【息子の過去の例題】
小1年の算数プリント学習で1から10までの計算プリントを、教壇の前にならべ、終わり次第に番号順に計算していく。
と言われたが、よく理解出来ていない為、プリントを取りに行けない→番号順に勝手に進めていく事が理解できない→就業時間が、来て終わる。
次の日はプリントを、1から10まで各児童に配られた、息子は一人で1から10まですることが不安で出来ない。→就業時間が来て終わる。etsなどなど白紙のプリントが、どれだけ自宅へ持たされたか??。
★だからこそ、自宅で学習の全てを補って行くしか、解決方法は無い。
しかし、肉親が勉強を、教えるのは、至難の業であった。


★私的意見:【家族が勉強を教えるのが好ましくないと思う理由】
1:教育学を学んでいない為、自己流で教え、現在の勉強法にあった指導が出来にくい。
2:感情的になってしまう為、勉強の中身よりも勉強態度の方に、関心が行き勉強内容に集中しにくい。
3:勉強の基本的な専門知識が無い為、子供の年齢や指導段階の理解度を超えて、自分の基準で指導しよう無理をする。
4:勉強の場と生活の場が一緒の為、気持ちの切り替えが、難しく始め時間も終わる時間もルーズになり勝ち。
5:学習が上手く進まない場合、勉強時間が終わっても親子共々リラックスし難くなる。
6:勉強以外の不必要な情報が、多すぎて勉強だけに集中し難い。
7:肉親の情で気持ちが入りすぎると、子供の辛さからくる問題行動に振り回されがちになる。
8:特に大切なのは、指導する方は、感情と行動をきっぱりと切り離すべき。絶対に感情的になってはいけない。
9:本当に解らなくて・出来なくて辛いのは本人で有ると忘れないようにするべき。
10:本人が出来る様に又は解るようにする為のサポートであるべきで、指導優位になってしまうと自己評価が最低になる。
など等、親子共々修羅場の様な家庭環境になった時期も、正直にあった。数え切れない程のデメリットも、親自身が克服すれば、より良い勉強方法で、子供の能力を最大に引き出せる。やる価値は無限大だが、親自身に負担が、かなり大きい。
正しい指導法にたどり着くまで、自宅は修行の場所になっていた。一時は仕事場から、帰宅拒否の感情になりながら重い足で、とほとぼ帰る毎日だった。

そんな私達親子の様な辛い失敗をしない為、ちゃんとした専門書で直ぐに勉強するか。
教育の専門家に、勉強を任せるのが、ベストだと思う。
ただ今だ、息子の教育を任せる事の出来る専門家は見つかっていないのだけど。
現在の検討では、個別指導塾が、ベストだと思っている今日この頃である。

★このことは、やってしまった自分の失敗談を、二度と繰り返さないと反省を込めて書いています。
★愛があっても、間違った指導方は、子供にかえって毒になると今だ自分に言い聞かせる日々である。

こんな親でも見離さない息子に、心からありがとう。。。。一緒に勉強し、一歩ずつ歩んでいこうね^^。








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Posted by ちょいな母 at 21:15│Comments(0)親の役割
 
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