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2009年03月13日

笑顔を目指して

新版 ADHDのび太・ジャイアン症候群 ADHDとのじょうずなつきあい方がわかる 医学博士 司馬理英子を読んで(私的な感想です、予めご了承下さい)

【疑問が納得に変わった第一の概念】
『ADHDは、脳の各部位の機能はよくても、脳同士の連絡に必要な神経伝達物質(ドーパミンやノルアドレナリンなど)の量がアンバランスになっています。そのため、活動が非常に活発(多動)になったり、衝動的で注意力が散漫になったり、感情のコントロール上手く出来ない、情報を上手く記憶して必要なときに取り出すことが苦手なため、指示に従えない、日常生活の基本的な習慣が身につかないなど、さまざま症状が引き起こされます』

出来るのにわざとやらないと、勝手に思い込んでいたのを、きっぱり捨て去るきっかけになった概念でした。

脳の特性の為、地道な努力をする、興味の無いことに取り組む、頑張ろうと思うのに頑張れない、ある時は上手く出来たが、別の時には出来ないなど

『ADHDの主な症状は、落ち着きが無い、飽きっぽい、人から言われたことをするのが苦手、すぐ気が散る、非常におしゃべり、人の話しをよく聞かない、忘れ物が多いなど子どもには普通に見られることです

しかし、ADHDの子どもの場合には、こうしたことが同年齢の子に比べて著しくしかも頻繁に見られ年齢のわりに精神的に幼くみえます。そしてこれが学校や家庭で問題となるのです』

一番大切なのは、理解不足や偏見を無くして、独特な成長過程のサポートだと強く心に響きました。

好きなことや得意なものや出来る事を、動機付けのきっかけにして丁寧な働きかけをする。

苦手や不得意なことは、ゆっくりとその子に合った方法で強化していくと、笑顔で日々の生活が送れると学びました。

笑顔あふれる学習は、その子に合った工夫と努力と忍耐が大人に求められると思います。

人生経験の深さを考えれば、子ども側の未熟さを補えるのは、間違いなく大人の私たちだと思いました。

出来ることから、一歩ずつ苦手や弱い部分を、得意や好きな部分で補い高めていけば、あまり気にならなくなるのかと思っています。

その子らしく、独特な特性でも安心して成長できる環境を、整えてあげたいと切に願ってやみません。

今の私にできることは、ここにも子どもが笑顔で生きて行けるようベストを尽くしていますよ!と、情報発信するだけです。

集団から浮く子でも、排除せずに安心できる居場所が欲しいと思いました


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Posted by ちょいな母 at 16:25│Comments(0)発達障害
 
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