いじめっ子といじめられる子
前回の続き、新版 ADHDのび太・ジャイアン症候群 医学博士 司馬理英子を読んで、私的な感想2(独断と偏見です)
【疑問が納得に変わった第二の概念】
ジャイアンものび太も同じADHDの特性を持っているとは、目から鱗でした。
『大多数の一般通念としては、グズでノロマで不器用なのび太が、いじめのきっかけを作ってる。
ガサツで乱暴者で自分勝手なジャイアンだから、弱気な子をいじめる。と、多数が一般的に思っている現実がある。
などと、表面的な出来事を見て思い込んでいたので、かなりびっくりしました。
『 のび太型のADHD児は、期待された行動をうまくとれず、いつも不安感をいだき、自信が無くぐずぐずしています。要領が悪く、迷ったりぼんやりしたり、些細なことでくよくよします。何か言われるとしゅんとします。
ジャイアン型は、多動:過剰な活動性があり、衝動的でせっかちな子供で、こういう態度にことさら、いらいらする。定型発達の子供なら、さほど気にならない行動が、耐え難い苛立ちを覚えます。ジャイアン型の子供にすれば、ほかの子供ならまだしも、相手がのび太型だと、どうにも我慢がならない。
のび太型には、多動が少ないと違いはありますが、二つタイプには
共通点があり、忘れ物が多い:宿題をしない:授業中真面目に聞いていない:先生の指示にしたがうのが苦手:ちょっとした刺激で気が散りやすい:飽きっぽい:注意力の散漫さ:思いつくといても立ってもいられない:何がなんでもやりたいという衝動性。
この傾向は誰でもある程度思い当たるものですが、ADHD児はほかの子供より、ずっと強く頻繁に見られる。』
ある県の発達障害児を支援している方のブログで知ったのですが、75%~80%の発達障害児は、いじめられる経験しているという事です。
いじめにより、二次障害が発生している場合でも、うまく表現できず大きな誤解のまま適切な支援がされていない場合も多いようです。
我が家の息子も、過去にいろいろありましたし、現在も多少は有ります。
一番変わった事は、【子供のケンカに親は口ださず】を、きっぱり止めたことです。
対等な立場なら、黙って見守る必要がありますが、発達障害児にはただ見守るのはやってはいけないと経験しました。
子供のサインを、見逃さないようアンテナ出してます!。
長くなりましたが、後日に続く!
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