親と一緒に問題解決を

ちょいな母

2008年11月17日 21:56

沖縄タイムスに講演後の記事。(個人的記憶補助用に転記す)

【親と一緒に問題解決を・モンスターペアレントは人格否定・本音探る努力指摘
学校での要求対応を研究する大阪大学大学院教授の小野田正利さんが十月二十九日、【教師と保護者がいい関係をつくるために~学校へのイチャモン(要求)の裏にあるもの~】と題し、那覇市のパレット市民劇場で講演した。県教職員組合那覇支部の主催。教員や市民ら約二百人が聴講した。

モンスターペアレントという表現に異を唱える小野田教授。「イチャモンは人の行為に対する言葉だが、モンスターは人を人格否定する言葉」と指摘。

親をモンスターと排除することで、「まともな要求をする親ですら、モンスターと認識してしまい、(教師の)向き合う気持ちが萎えてしまう」とし、親が要求する背後にある問題が何かを考える必要性を語った。

ある講演で知り合った教師から、二十年あまりの教師生活で初めて体験した学級崩壊について相談されたことを説明。担当する学級で起きたいじめ問題が原因で、保護者から「教師の資格なし」とせめられ、教師が自信を喪失しかけていた状況を語った。

教育の目的は、「子どもに自立と自信をつけること」
と語る小野田教授。子どもを伸ばすために教師と保護者が共に考え、問題解決につなげる大切さを訴えた。
「親同士の仲が悪いので、子どもを同じクラスにしないでほしい」 「遠足の集合場所がなぜ学校でなく、最寄りの駅なのか」など、これまで親から要求があった事例を紹介した。
現場教師へのメッセージとして、「どんなに時間がかかっても、できること、できないことをまずは話し合うことが大切。問題を教師一人が抱えるのではなく、スクールカウンセラーなどを交え、学校全体で話し合ってほしい」と語った。(転記終了)

諸事情により講演を聴講できませんでした。新聞記事を読んだ感想。

共感できるところ:親が要求する背後にある問題が何か考える。
当たり前すぎることだと思います。よっぽどのことが無ければ、わざわざ貴重な時間と労力を使って苦言や要求を言うはずは無く。。

背景を冷静に検討して常識外であれば、要求を受け入れできない理由を説明する。

など予め・冷静に・分析・話し合い・歩み寄り・結論・と進む方が双方にメリットが多いと思いました。

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