6/14日(土) 『こだわりにこだわらない』
~自閉症の理解と育ち~
講師は、東京都障害児学校教員の妹尾豊広さんでした。
初めに障害児を取り巻く法律の紹介から始まり、
いきなり『今日の結論』と続くユニークな内容でした。
教育者の立場から、『こだわり』と真摯に向き合う時の、感情の揺れを正直に話していた。
こだわりに初めて会った時の『なぜ?』と疑問や、延々付き合う時の『うんざり』、『もういい加減あきた』
など、親でも同じ様に思う事が時々ある、感情が揺れても良いと肯定された気持ちでほっとして話に引き込まれました。
教育者のプロとして、感情の揺れに流されず、対応できる方法も教えてくれました。
『こだわり』を否定せず、表現の方法として、共感して受止める。
そして、いろいろなアプローチで対応して、記録し見直す。
試行錯誤の中からその子にあった対応や未来像を明確にする。
などなど、より良い対応をするための、ポジティブな考え方が盛り沢山でした。
時間の関係で、話したい事を、全て伝え切れない、もっと伝えたいと熱い思いも伝わって来ました。
障害児のその子だけで無く、保護者へも優しい眼差しを持っている先生でした。
親が、おちいり易い「この子の事は、私しかわからない」、「私以外に誰がこの子の面倒をみれるの」
を、無くしたいと、優しく熱く、力強く言ってました。
いろいろな出会いが有り、まだまだ勉強して実行に移せる。
とすごく前向きになれる講演会でした。ありがとうございました。