自閉症療育でセミナー
10月31日(金)沖縄タイムスの発信着信より。(転記)
【来月16日県立南部医療センター 自閉症療育セミナー】
近年、自閉症や広汎性発達障害と診断させる子どもたちが増えています。自閉症の療育法にはさまざまなものがありますが、米国やカナダでは、「ABA早期集中療育」という方法が画期的な効果をあげており、急速に広まっています。この療育法を開発した米UCLAのロバース博士の1987年の報告では、2~3歳の自閉症19人に週40時間のABA家庭療育を2年以上施したところ、そのうち9人(47%)が知的に正常になり、小学校普通クラスに付き添いなしで入学できたとのことです。
「NPO法人つみきの会」は、日本でこのABA家庭療育に取り組む親たちの集まりです。週40時間はとても無理ですが、1日1~2時間、家庭でもABA療育を行うことで、わが子にことばを教え、社会性を伸ばしてやることができます。このたびつみきの会では代表の藤坂龍司(臨床心理士)による沖縄で初めての公開セミナーを行います。ゲストとして沖縄県立南部医療センター院長の下地武義先生をお招きしています。ぜひ多数ご参加ください。
日時:11月16日(日)午後1時15分〜4時40分。
場所:沖縄県南部医療センター2階大講堂。
主催:NPO法人つみきの会。
参加費:一家族1500円
申込み・問い合わせ:(なるべくメールで)
電話・FAX:078(928)6080
メール:gate@tsumiki.org つみきの会事務局。
(藤坂龍司、NPO法人つみきの会代表)】
(氏名は、公人の為フルネーム転記致しました、あらかじめご了承ください。)
ABA家庭療育は、私はまだ勉強していない概念ですが、以前勉強したPECS(ペクス)と近いような印象を受けました。
以下は個人的意見の為、あらかじめご了承下さい。
『特別な特性のある子の療育方法は、多種多様でどれをわが子にすれば最適か?。』
一番の悩みどころなのかも知れません。選ぶときに大切にするポイントを私的に考えると。まず療育を行う方に、心理的・肉体的負担が大きく掛からないものと、療育を受ける子が、楽しんでやれるものかが、取り入れる時の最大のポイントになると思う。
9月27日(土)浦添てだこホールであった【自閉症スペクトラムの人たちのコニュニケーション】~PECSを中心に~【講師:門眞一郎氏】(京都市児童福祉センター副所長 児童精神科医)の第二部で紹介されていた。デラウェア自閉症プログラム(DAP)の指導法の1つがPECS(ペクス)。
私的には、門眞一郎氏の静かで穏やかな話方の中に、困っている子ども達を助けてあげたいという強い信念が感じられて心の底からジ~ン勇気付けられた。特に忘れない様にしようと心に強く印象付けた言葉があった。『自閉症スペクトラムの子ども達は、発達が遅れているので無く、生まれつき【脳の情報処理の仕方】が一般の人と違うだけ、物事の【感じ方や理解の仕方】が違うだけ、それを一般的大多数が正しいとの尺度で、発達の遅れや発達の誤りなど間違った対応方法で苦しめているのは、速く止めるべきだ。特に教育機関での理解が遅れているし、謝った指導法での二次障害の発生をしないよう気をつけて頂きたい』と会場を静かに見回した時は、感謝の気持ちと応援して下さる方もいる事に感動した。
発達に偏りが合ってアンバランスに成長する為、正しい支援によって得意なスキルを伸ばし、苦手なことは得意なスキルで補強する工夫が必要と再認識された。その助けが、PECS(ペクス)という内容だった。詳細は今回記載できないが、その中で一番衝撃的に残った事柄を1つ挙げたいと思います。
これまでの教え方は、一般的な視点から発生する。こちら側視点の支援者より都合優先だったということ。確かにうちあたいする事を思い出す。。。。一番は支援が必要な子どもが主体と考えて、好子(強化子)を大切にしようと視点を全く変える事だった。好子とは、何か??。大まかに説明すると、行動する本人にとって、好きなもの、好ましいもの。
人的好子:人からの反応や応答、フィードバック、賞賛など
物的好子:アイテム、お菓子、ジュース、おもちゃなど)
行動好子:外出、散歩、ブランコなど
これまでの考え方は、教える方の気持ち優先で、働きかけこちらが希望している反応を、教える事に一生懸命だったが、本人にとっては、実はどうでも良いことで、興味の対象外のことから働きかけ、無反応や弱反応の疲れる割に、効果が小さいというのにエネルギーを使いすぎていたようだ。 長くなるので続きは又いつかアップします。
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